illust/120332116の続き。
「お、おい、いい加減離れろよ!」
「え~、可愛い可愛い世界で一番大事な彼女のハグだよ~?嬉しくないの~?」
「い、いやスッゲー嬉しいけど////人前だから自重しろって言ってんの!」
「なんで~中学の修学旅行の時(本編第39話の空港にて)普通にやってたじゃん?いい加減恥ずかしがり屋さんなのも慣れてよ?大輔の悪い所だよ?」
「あのな!」
「…それに大輔に、この間の事も聴きたいし。」
「えっ?」
「美希タンに聞いたよ、こないだ新しく野球部に入った女子マネージャーの人に遊びに誘われてた、って。大輔はちゃんと断ってたけどその人にしつこく誘われてた事黙ってたでしょう?わたしこないだ言ったよね、ちゃんとそう言うことは私にも相談してね?って…。」
「あ、あ、あの、そ、それは‥・。」
大輔の身体に回した両腕に力を込め、圧と嫉妬と怒りの力で大輔の背骨を締め上げハイライト無き瞳で大輔を見詰める歴代最強クラスのプリキュア。
蛇に睨まれた蛙如き少年の身体には冷や汗と一つの絶望感が覆った。
「えっ、美希ちゃん喋っちゃったの?」
「しょうがないじゃない、隠しようが無いし。こないだの件であの子も学習しちゃったもん。まあ、裕喜君とそのことで相談してたらラブが裏をかいて現れた、ってことなんだけどね。」
「まあ、そういう事なんすよ。まさか美希さんと出掛けてた時にいきなりラブが現れるとは思わなくて…。」
「桃園さんの大輔君に関する嗅覚おそるべし、って感じですね…。ところで東さんはこのことは?」
「あ、せつなちゃんには大輔君先に伝えた、って言ってたけど・・・。」
「あ、ブッキーそれだわ。せつな経由で勘づいたのよ、あの子。」
2024-08-06 11:27:41 +0000