「小説ドラゴンクエストⅢ」の最終決戦場面。
大魔王ゾーマの猛攻の前に、戦士と僧侶が魔神の斧の会心の一撃と渾身のバギクロスを代償に負傷昏倒し、愛する勇者も満身創痍、と言う場面で女魔法使い・リザが最後の切り札としてドラゴラムを使う場面です。
このお話では、リザは後にヤマタノオロチに改造されたヒミコとサマンオサ人の男の間に産まれた双子の片割れで、姉はゲーム本編ではキングヒドラに当たる人物。
孤児として親類縁者の存在を求めていた彼女にとって、母と姉が化け物で尚且つ姉が愛する男の父の仇と言うのは凄まじいショックで、辛うじて母と姉を『化け物』扱いする事で自己を保っていた状態でしたが・・・。
ひ弱な魔法使いの身体で愛する男の盾となり、魔王と真正面から渡り合う為に、母や姉同様の化け物に化身した瞬間です。
ドラゴンクエストⅢの女魔法使いとは外見は異なりますが、物語中では『亜麻色の髪の美少女(因みに勇者より1歳年上の姐さん女房)』でローラ姫や子孫であるムーンブルク王女に似た女性の様ですので、ローラ姫寄りにデザインを寄せました。
2024-08-06 10:00:04 +0000