登場作品:『ウルトラマンビート番外編 日本怪獣戦記(1970年代)』
(URL novel/16132590)
身長:15m
翼長:102t
体重:40m
出現地:霧吹山
本年2体目に確認された巨大怪獣で、タイプF(飛行生物型怪獣)。
レジストコードは、既存の鳥であるカラスに似た容姿と、頭頂部のオレンジ色の羽冠から伸びる同色のライン、そして胸元から下腹部にかけての暗い赤色の斑点に見える羽毛模様が山伏を想起させることから、妖怪「カラス天狗」をもじって新聞社の編集長により命名され、号外として世に出たものが採用された。
本来はMAF長官が公表するものだったため問題視されたが、報道の自由が最終的には勝り、厳重注意に手処理は済まされる。
食性は肉食で、好奇心旺盛だが、用心深い性格。
カラスとかなり似ている。性別はメス。
初出現後、霧に紛れて麓の牧場を襲撃。
放牧されていたウシ10頭を捕食し、吠えてきた牧羊犬3頭を踏み殺した。
その後駆け付けた猟友会と警官の銃撃により食事を中断して逃走。
一時、霧吹山山中へ潜伏して消息を絶つ。
そして4月30日、濃霧に紛れて飛び立ち、レーダー網をと警戒線をやすやすと突破。警官3名とMAF地上班20名を死傷させ、東京へと襲来する。
同時期、東京には4月2日に出現した原子怪獣ディープラーⅡ世も襲来しており、互いの縄張り意識から惹かれ合うと霞が関で相対する。
そして、後に「二大怪獣東京を襲撃」と報じられる激闘を繰り広げることになる。
当初は機動力と飛翔能力で翻弄し、鋭いくちばしでディープラー二世の弱点部位である頭部周辺を攻撃して優位に立つが、激闘を中止させるべく乱入したMAF地上部隊の対空砲火に気を取られた一瞬の隙を突かれ、尻尾打ちをくらって墜落。
翼を折って跳べなくなったところをディープラーⅡ世の4万tもの体重で仕返しとばかり頭部を踏み潰され絶命、倒された。
死体を分析したところ、白亜紀の終わりごろに栄えた翼竜の一種が長い時間地中でエネルギーを吸収することで変異した怪獣ではないか、と結論づけられた。
2024-07-31 12:16:36 +0000