『アタイは『サイベリアン』!生粋のシビリャチカ(シベリア娘)だ!
趣味は冒険!鬱蒼としたタイガも凍てつく雪原も全部アタイの庭みたいなもんさ!
デカくて危ない奴が出てきたらどうするって?勿論ぶっ飛ばす!
アタイの前に立ちふさがる大馬鹿野郎は空の彼方まで吹き飛ばしてお月様にキスさせてやるのさ!
そうなった暁にはみんなに聞かせるアタイの武勇伝がまた増えちまうな!がっはっは!』
ロシア・シベリア地方原産のネコ『サイベリアン』のオリフレです。
サイベリアンの出自の有力な説としてウラル山脈とその東側にあたる所謂「シベリア」で定住者が増え始めた時期にネズミ対策のために中央アジアからやってくる行商人からペルシャやアンゴラの様な長毛種のネコを導入し、その子孫たちがシベリアの厳しい環境の中での自然淘汰を重ねた末に形成されたのが寒さををものともしないサイベリアンであるとされることが多いですが、遺伝子的にはノルウェイジャン・フォレストキャットの様な北欧系のネコに近いとも言われておりその真相は全くの謎です。
番猫として高い評価を得たサイベリアンは17世紀ごろにシベリアから他のロシア地域へ持ち込まれロシアを代表するネコとして定着しましたが、品種として登録管理されはじめたのは1980年代末期と比較的最近の事でソ連崩壊後には他国の血統管理組織にも登録が進んでいき、2000年代には世界各地で人気を博するようになりました。
サイベリアンの特性としてシベリアの寒さをものともしない二重(個体によっては三重)の被毛は勿論として、その高い知能と家族愛の強さが知られており、あまり父親が自身の子に関心を持たないことの多い猫の中で例外的に子供の面倒を見たり、飼い主の子供の相手をしたりする事も少なくなく、2015年1月にはアパートの廊下に放置された人間の捨て子を真冬の寒さの中守り通して有名になった個体も実在します。
2024-07-27 13:39:10 +0000