天才の中の凡才

「はい！　少年に問題です」
「オブジェクトに干渉できるなら
アバターに干渉は出来るでしょーか？」
「まあ目の前に答えが居るんだから
サービス問題だよねえ」

「いつもバースデー祝ってくれて
ありがと」
「で！　サプライズでイメチェンして
みたんだけどさ」

「あんま意味なかったね……
アタシという本質は変わんないし」

「え？　かわいい？」

「このっ天然タラシめっ！　アハハッ」

「うーん少しくらい少年の一人占めも
許されるよね？　そもそもアタシの
プリンセスナイトなんだし」

「ね！　クレープ食べに行こっか！
余所で売ってるフツーの……ね」