閃光と共に、その剣戟を敵を屠る、騎士の彼。
いつか、砂漠の戦場で助けてくれたように、その二つの色彩の瞳は真っ直ぐとした光を宿している。
「待たせてすまなかったな、アネモネ」
そう言って、隣に降り立つ彼の名を呼ぶ。
その姿を見て、アネモネは安堵の息を吐く。
無意識に、緊張していたのだ。
仕方のないことではある。
アネモネは元来、戦闘が得意ではない。
恐怖がないわけではなかった、むしろ未だ恐いことはたくさんある。
けれど、先の迷宮の戦場で、勇気をたくさんもらったのだ。
今一度、ブライトの隣にアネモネは並ぶ。
アネモネは、1人で戦っているのではないのだ。
雨雲を呼び、雨を降らせる。
その雨は的の炎を弱らせ、ラッジの水撃を強化し、ブライトの雷撃を必中の槍へと変える。
それはさながら、神話の武器の如く。
あの時の決意を、今一度。
「支援はお任せくださいまし」
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こちら【novel/22601024】でブライトさんが来てくださったので、"あまごい”でラッジさんとブライトさんの支援を行っております!
砂塵の戦場で助けてくださった決意を改めて胸に、アネモネは支援を頑張ります!
◆お借りしました◆
ブライトさん【illust/115706696】
ラッジさん【illust/115723152】
今一度あの時の決意を アネモネ【illust/115801290】
2024-07-21 09:55:38 +0000