ウロンの里の久乃 59-4

しょう@リクエストはご容赦を

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ウロンの里や現行警察がいまだ突き止められない、衆生部隊のアジトの一室に監禁されている幸。
その部屋に、衆生の一人が、おもむろに入ってきました。
何をされるのかと怯える幸の前で、衆生は、頭部を覆っていたヘルメットを脱ぎ…

幸「………
蓮…くん…?」

柴田蓮(しばた・れん)
真田幸が幼少期、長期休暇ごとに家族ぐるみで泊まりに行っていた地方の親族の家の、気の知れた幼馴染の少年。
歳が上がるにつれ、それぞれ忙しくなり、訪ねていくことも減っていったのだが、

その後、親族の村の一同は、国主導の区画整理計画のあおりで、土地からの立ち退きを迫られ、最終的には強制代執行で、申し訳程度の補償金で無理やり追い出された。
蓮の一家も離散し、幸との連絡もつかなくなっていた。

続く予定です。

#ウロンの里の久乃

2024-07-20 11:41:22 +0000