巨大娘と一般人が一緒の試合に出ている世界。
1枚目
圧倒的体格差は一見不公平に見えるだろう。
しかし時として小さき者が体格差による不利を覆す事もある。
タンッっと床を叩くバレーボールの音、そして試合終了を告げるホイッスル。
「へ?」
床を転がるボールをビックリしながら見つめる巨大娘。
「ウソ……どうして……私、敗けたの? こんなチビに敗けたの?」
信じられない試合結果に現実を受け入れられない巨大娘。
「よっしゃー! どんなもんだーい」
対面のコートには腕をあげてガッツポーズをする少女。
2枚目
バレーの試合には身長制限がないので時としてこの様な体格差の試合が行われる。
3枚目
「わたし運動は苦手だけどよろしくお願いします」
丁寧に膝をついて挨拶する巨大な少女を見上げるベテラン選手はこの体格差を技術で覆せるのか頭を巡らせる。
4枚目
「やるねー こっからは本気だよ」
黒髪の少女が巨大化していく。
彼女は珍しい巨大化能力持ちらしい。
優勢だと思った青いユニフォームの少女は聳え立つ絶望を前に立ちつくす。
5枚目
ネット越しに胸を突き出す巨大少女。
「ネットには触れていないからこれもセーフよね」
6枚目
「狭い会場ね。窮屈だわ」
会場の奥にある巨大な扉を窮屈そうにくぐり抜けて入ってきた青い瞳の助っ人外国人の少女は足元の小さな対戦相手を見て呟く。
2024-07-18 13:18:40 +0000