キミと遥かな旅路を【illust/117642110】
第一イベント スターリー・フェス【illust/119705166】
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故郷の香りをまとった二人と別れ、さて、とバトルコートの方へ向かう。幼馴染と話したら、なんだか故郷が懐かしく思えてきた。久しぶりに顔を出しに帰ろうかな……いや、でも、さっきみんなでキオーンに行こうって話もしたから、そんときでいいか。実現すればだけど。なんて考えながら歩いていると、見知った人影が見えた。
遠くからでもよく見える、紫色のもさもさ頭。
「お、ニーナだ」
背も高いし、服装も髪型もボリュームあるから、目の前にすると結構迫力あるんだよな。なんでトライの女の子ってこう、圧があるやつが多いんだろう。……と、よく見たら隣にリックさんもいた。……人ごみの中で背の高いニーナに気を取られていたから、近くに来るまで気が付かなかったってことは、絶対内緒にしておこう。
「リックさんも。今日はオフって感じっすね!」
ニーナは、ただでさえ目立つのに、なんだかでかいものを抱えてもっと目立っていた。これは何だろう、デカすぎるけど、もしかして飴か……? 気づくと、隣にいるだいふくがどうやらキラキラした目でニーナを見上げていた。
「だいふく、飴食べたいの?」
少しかがんで話しかけると、だいふくはふんすと鼻を鳴らして返事をした。こいついじっぱりだからなあ、こうなると、きっと譲らないだろう。仕方ない、今日はバトルはまた後回しだな。
これはあげないよ、と言うニーナから買った店の場所を聞き出し、また後で、と二人に告げてその場を後にした。きっとバトルコートでまた会うだろう。
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教わった店では、無事にりんご飴を買うことが出来た。ニーナの持ってたヤツはでかすぎるから、中サイズで勘弁してもらったけど、だいふくは満足してくれたようだ。どうやら赤い飴が欲しかったらしい。
「さぁ、じゃんけんチャレンジもできるよ。挑戦していくかい?」
じゃんけん勝負ができるのか。言われて見てみると、勝てばお面がもらえるらしい。賞品がすごく欲しいというわけではないけれど、勝負とあっては負けるわけにはいかない! こっちはバトルコートにもまだ行けていなくてうずうずしてるのだ。
いざ! と意気込んでいたら笑われてしまったけれど、気合を入れた甲斐もありじゃんけんには無事勝利! 賞品のお面はどれにしようか。どれも良くて、どれでもいいから悩んでいたら、だいふくが背中のとげに引っ掛けてひとつおっことしてしまった。すいません、といいつつ拾って、せっかくなのでそれをそのままもらうことにした。
近くの飲食スペースにちょうどいい場所があったので、はのすけもえまもボールから出し、しばしみんなで鮮やかな飴をのんびりと味わうのだった。
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🌟時系列的にはこちらの後のつもりです
・いつもどおりとドキドキ【illust/120473979】
🌟こちらの流れをやんわりと汲んでいます
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🌟訪問しました🍎
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🌟お借りしました(ほぼファンアートかもです)
・私の中では完全に足の長い美女となっています、ニーナさんかわいい!【illust/120106091】
・今回も話しかけさせていただきました!リックさん【illust/120352619】
・ごちそうさまでした!お面もありがとうございます🍎ハウトは恐らく正体に気づいておりません ドルチェさん【illust/120096925】
🌟うちの【illust/119735773】
お面が欲しかったんです(私が)…。間に合えばお面の姿も描きたいです。
都合の悪いところはパラレル・スルーにてお願いいたします…!
2024-07-18 08:14:31 +0000