新生オックスアース製GUND-ARM、ルブリス・ウルの強化案の一つで、別名『ルブリス・ウル重装型』。ソーンにも同様の強化案「スルサズ・パッケージ」が用意されていた。
対艦戦を想定し、火力の強化に重点を置いた追加装備で、背部上面にビーム・キャノン、両肩上部、胸部、脚部側面、前腰部及び腰部左右にミサイルポッドを搭載する他、左腕には新たに2連ビーム・ガンを携行する。
ビーム・キャノンを装備した関係上、フェーズドアレイ・キャノンは左腕側面に移設されている。
バックパックに増設された補助推進器は、ビーム・キャノンをドライブする為の補助ジェネレータを内蔵するものの、スラスター使用中の同時運用では排熱処理が間に合わず、熱暴走する恐れがある。その為、本来仕様上可能とされたはずの連続射撃は、システム側から制限が掛けられている。
当初、パッケージは機体と共に『フォルドの夜明け』へと供与される予定だった。だがガンダム2機に加えてその強化装備まで与える事で、万が一にもスペーシアンとアーシアンの力関係が揺らいではならないとの判断から、議会連合は裁可を見送り、結果として機体のみの供与となった。
その後、オックスアース秘密工廠にて残置されていた2つの強化パッケージは、エアリアル及びレディ・プロスペラの襲撃によって破壊、失われている。
2024-07-17 23:15:11 +0000