かけられた声に、返事をする間もなく攻撃が放たれる。
その確かな威力に、心が躍る。あぁ、以前よりも強くなっている。
思わず綻ぶ口元を、この身体らしく丁寧な所作で覆い隠せば、隣にいる片割れと目があった。
ツァールは静かに頷くと、その場から少し距離をとる。戦いを一任させてくれるのだろう。
私たちは元々同じ個体から分かたれた同士。相手が思うことは手に取るように理解るのだ。
こうそくいどう▼
すばやさを上げ、大きく距離をおく。
ようやく襲撃者の姿を正面から視界に入れれば、予想通り、懐かしい顔ぶれがふたつ。
ロイガーは満足そうに頷くと、ふたりへと手を伸ばす。
「ふたりとも、お久しぶりです。よく私が分かりましたね」
「細胞から変質する技ですのに……シャイコース様の高貴なる香りでしょうか?」
その問いを突き返すように、ライとサツマの猛攻がロイガーを襲う。
慣れ合うつもりはない、そんな意思を示すかのような行動に、彼女はよりいっそう笑みを深めるのだ。
「えぇ、えぇそうですね。戦いましょう!貴方たちの磨かれた価値を見せてください」
■こちらの展開【illust/120115086】から続かせていただきました!
もう1投稿続きます!!!
当展開は命の保証が出来ない戦闘となっています。
当展開へ触れた場合、欠損・ロスト、理不尽な展開が起こる可能性があります。
展開に触れた方は、その点了承済みであるとみなさせていただきます。
>>また、本投稿へのイイーキルス団員の合流は不可とさせていただきます!!!<<
>>複数人集まると収拾が難しいため、ご理解ください!!<<
■お借りしました!
ライさん【illust/115706913】
サツマさん【illust/115711353】
ロイガー【illust/115712075】/ピ.カ.チュウ姿【illust/119941367】
2024-07-12 14:05:20 +0000