【ポケサガ】墜茵落溷【救国の聖戦】

ねじ@企画用

♥お借りしました♥
ホロトさま【illust/115746804
サハラさま【illust/115714635
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運び屋であるsandstorm。その一団が拠点としている「サンドロス号」は、陸、海、空と世界中どこでも進むことができる船だ。
そんなサンドロス号が定期的な整備のため、地上に下り立っていた時その異変は起こった。

あちこちに異様な異次元への扉が口を開けている。
そこから出でるは、何やら道化師のようなポケ.モン…ポケ.モンかどうか怪しい生き物だった。
道化師は自分の頭の部分を跳ねるように弄び、大地を破壊するように投げつける。

サンドロス号の周りで羽を伸ばしていたsandstormの面々にも音も無く近づいてくる。
その道化師の見た目から脅威性は感じられず、旅芸人か何かだと思っていた。
「どうしたの~?きみ、もしかしてお仕事のご依頼?」
親し気に道化師に近づく、グライ.オンのホロト。
その様子を片目の端で見ていたバンギ.ラスのラギラは、何か嫌な予感を感じた。

「?!ホロトちゃん!!」
とっさに体に電気を走らせて彼女の前に飛び出した。
道化師は自らの頭をバウンドさせた後、カラフルな玉を爆発させた。
鈍い爆発音と、それに似つかわしくない火花の形。ラギラの顔に直撃したその爆弾頭は、次の瞬間には新しい頭が生えていた。
「…っラギラ!!」
即座に臨戦態勢になる周りにいた運び屋の面々。敵だと判断した道化師に、お得意の地面技を各々放つと爆弾頭はすぐに動かなくなった。

「ラギラ…!ラギラしっかりして…!!」
「ぐ…ホロトちゃん…怪我、ねーか…?」
「ごめん…っ、わたし迂闊に見たことないポケ.モンに近づいたりして…。ラギラがこんな怪我…!」
「ホロトちゃんが、謝るこたぁねぇよ。可愛い女の子守れなくて…なにが……男だっつー……はな…し…」
「……ラギラー!!」
ぎゅっとホロトがラギラの頭を抱きしめる。彼女の目から零れ落ちた涙が、ラギラの焼けた顔に流れた。






「……ラギラ、自分で歩けるか?」
船から降り、周りの異形の生物を排除したらしいカブ.リアスのサハラが、ラギラとホロトに覆いかぶさるように影を落とす。
「……………も~~~~、サハラのおっさん、今いーとこだったのに!」
閉じた目をパカッと開けたラギラを見て、顔を上げたホロトが目を丸くした。
「おまえさんぐらいのタフな男が、あれくらいで倒れるようなタマではあるまいよ。とはいえ酷い怪我だ、早く船に上がって治療を受けるんだよ」

びっくりさせないでよ~!と言いながらも、ホロトはラギラが船に戻るのを手伝ってくれたそうな。
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元気です ラギラ【illust/115726162

サンストの面々とも最終章やっておきた~い!ということで描かせていただきました。船が泊まっていたりするのはゆるっとした設定でお願いします。
ラギラはこのあと治療を受けますが、わりと元気ではあるので再び戦場に戻ることは可能です。

※パラレルスルー可です※
作品IDが奇数なら解放、偶数なら支配をつけさせていただきます。

#PokeSaga#【ポケサガ】交流#【運び屋sandstorm】#【砂塵の霹靂】#救国の聖戦【支配】#神話の始まり【支配】#異界兵器の討伐【支配】

2024-07-12 01:29:20 +0000