アンを探していた時であった。レックスがいた。こうやって戦場で遭遇することは度々あるが、今回はいつもと違った。
まず、言葉が通じない。「ヴォオオ」とか「オオオオ」としか言わない。おかしい。暴走しているのだろうか。
フレアドライブであらゆる場所に突撃しまくっている。
仕方ないので、暴走を止めようと試みた。
「エアスラッシュ!」
あいつの鎧は硬いから、正面から首を狙った。しかし、腹の鎧の部分に当たった。鎧が少し傷ついた気がした。
「ヴォオオオオオオ」
レックスは、フレアドライブを打ってきた。飛んでいるボクに飛び上がってきて…
「危ない…悪いけど、殺す気で行かせてもらうね」
そう言って、ボクは「ぼうふう」を打つ。一方、レックスは変わらず暴走している。ぼうふうで、混乱を狙ったり、エアスラッシュで怯みを狙ってはみたが、意味があるのかはわからなかった。技が当たって叫んではいるものの、ダメージがどれくらい入ってるのかも、体力がどれくらい残っているのかも、ボクにはわからない。いっその事この暴走の記憶を消してやろうかも思った。
戦っていく過程で、あいつは、平和を脅かす存在だと確信した。もう後戻りはできないかもしれない。
この前は、ボクの思想を否定して平和について語っていたというのに…
「これじゃあ、キミが平和を脅かす存在じゃないか?」
ボクはレックスに問いかけた。まあ反応には期待してないけど…
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こちら【novel/22522364】のお返しとなります!
お借りしました
イフリアさん【illust/119322279】
アルについて、翼以外の片方のなんかの欠損、流血などはご自由にどうぞ。行動不能は要相談で…しかし、もしこのような描写をした場合、お返しでは覚悟しておいてください。
都合が悪ければ、パラレルスルーでお願いします。
2024-07-09 08:18:40 +0000