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警察の留置所に拘束されている天誅仮面。
一般の独房であることに懸念を示す声もありますが、抵抗する様子はないというか、そういう気力も湧いてこないようです。
連日、様子をうかがいに来ている森蔵。
久乃「森蔵殿がそこまで肩入れするほどの相手でござるか?」
森蔵「君たちが、天誅仮面のような手合いに対して不快さを覚えるのも分かる。
けど、彼だけじゃなく、僕らが安易な救いを求めて彼に頼ったのも事実なんだ。
煩わしいことを避けたい、楽な方向に逃げたいという願望は、程度の差はあれ、誰の心の中にもあるもの…だと思うんだが」
久乃「忍びに対して基本なすすべもない市井の民なら、ある程度やむを得ない部分もあるかもしれぬ。
だが、奴は、そういう次元の範疇ではない忍びとしての道を選択し、しかも、正義のために弱者を守って悪をくじくと公言した者。
おのずと、責任というものがある。適当に済ませていいものではござらぬ」
続く予定です。
2024-07-04 14:01:35 +0000