黄昏の荒野、辺りには味方の死体死体死体…濃い血と硝煙のにおいの中、私は重い身体を起こした。ああ、重いはずだ。私の上には息絶えた上官が覆い被さっていた。あの人は私を庇ってくださったのだ。けれど、貴方がいなければ、私はどう生きればいいのです?沸々と湧き上がってきたのは、悲しみではない。怒りだ。あの人の理想を絶った、私からあの人を奪った、お前たちを、世界を赦さない!!空は黄金から血を溢したような赤へ。まずは、お前たちからだ。
2024-06-24 12:20:05 +0000