散歩の帰り道に雨が降りてきたが残念ながら傘は無い。小雨なので大した事はないだろうと思っていると、
「はいっ!」
という声と共に私の頭上だけ雨が止んだ。。訳ではなくどうやら同クラスの女子が 傘に入りなよ という風な感じで差し出してきている様だった。
いつもは無駄にデカい声で喋り倒し 下ネタにも大笑いするような女子で私は鬱陶しく思っていたが、
傘に入ってからも私があまりおしゃべりでは無いのを知ってか会話の声のボリュームは抑え目にしてくれた。
この時、私は 意外と気配りのできる親切でいい奴かも知れない と思ったと同時に
私は忘れていたのは傘だけでは無かったのかも知れない
と感じた。
2024-06-20 14:44:34 +0000