きよせただひろのサウンドストリート 第27夜

きよせただひろ&布施匡平
Go back

 へい、まいどぅ。またもや随分とご無沙汰しておりました。
 もうね、毎日毎日、仕事ですり減らし、使い果たして帰ってきておりますよ。独りきりのアパートで「死ね死ね団の歌(リアルタイム世代w)」を口ずさみながら馬鹿みたいに茹でたパスタ食って、Youtubeで料理動画やミリタリー動画観た後、ドールズフロントラインにログインするだけの夜。あしたはどっちだ、って、いや、フツーに仕事なんですけどね。

オールウェイズ・オン・マイ・マインド
~機動戦士ガンダム アナザーPガール~
novel/series/11929780

 てなわけで、今回は「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」に関するあれこれを少々。イラストは過去の作品ですが、探しに来たブリックたちと合流した直後のプリシェールです。どうしたら「プル」らしくなるか考えていたところ、ああ、瞳の中に「白線」入れればいいんじゃね?とか気付いた瞬間でした。
 小説の発表が2003年の冬。「プルをネタにナニか(字面だけ見ると最低だな)」と考えたのはそれよりも更に以前で、プルをどのように絡ませるか(これも字面がry)四苦八苦しておりました。それまでにプルを取り扱った作品が無かったので、逆にいじりやすかったのは確か。その数年後、「ガンダムUC」にて公式にプルの経緯やら「逆襲のシャア」以降の歴史やらが明らかになるとは、当時の私にはあずかり知らぬことでございました。
 ちなみにプリシェールの年齢が15歳になっているのは、当時、私が読んでいた小説の影響です。ナボコフの「ロリータ」(1955年刊。「ロリータ・コンプレックス」の語源となった古典文学)に登場するヒロイン、ドロレスの年齢が14だったか15で、この辺の年齢が実に「危うげ」な感じがしたためです。下心が全開です。
 本作のプル、プリシェールが「ガンダム的に」どのような設定になっているかは、このあとの展開で明らかになっていきますので、お楽しみに。

 サブタイトルについても少々。
 「Shy Guy」はDiana Kingの1995年のナンバー。作中でもラジオから流れてます。私が初めて聴いたのは映画「Bad Boys」でだったと記憶しております。
 「Crystal Silence」はジャズ・フュージョンの巨匠、Chick Coreaが1972年に発表したアルバム 「Return to Forever」に収録されたナンバー。CDで持ってるけど、実家に行けば親父の持ってるアナログ版があるはず。
 あと、作中でラジオから流れている「Always On My Mind」はプレスリーではなく「アメリカの北島三郎w」Willie Nelsonが歌ってます。何でかって言うと、私が初めて聴いた「Always On My Mind」がそれだったからです。

 実は2003年の冬コミで「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」出した時に、オマケでサブタイトルや脳内BGMとして使った楽曲をライナーノーツ風にまとめた小冊子も付けてたんですな。サウンドストリートではそれっぽいことをやっていくつもりですんで、よろしくお願いいたします。

#fan fiction#Mobile Suit Gundam#プル#promo#過去画#Western music

2024-06-19 13:18:54 +0000