「3DSを通る魔法」

くらぷ

 半壊れたおもちゃ箱の再生機器にはnoise。
クオリティーはハッピーセットのおもちゃに負けない程度。
次に点かなくなるのはいつか、と怖くなる。
幻想的だった筈の夜のサイコロ曲は、今や思い出の引き金。
低音質故に、哀愁を多分に含んだ走馬灯の列車となっていた。
 後頭の表面を爪で削り、意中に一つ、決めたこと。

七十半ばの段位、最後までやり切ろう。

矮小な見習いが、いつも、そばで、夢を膨らませて輝いて待っているから。

#趣味#めがみめぐり

2024-06-16 17:36:47 +0000