半壊れたおもちゃ箱の再生機器にはnoise。クオリティーはハッピーセットのおもちゃに負けない程度。次に点かなくなるのはいつか、と怖くなる。幻想的だった筈の夜のサイコロ曲は、今や思い出の引き金。低音質故に、哀愁を多分に含んだ走馬灯の列車となっていた。 後頭の表面を爪で削り、意中に一つ、決めたこと。七十半ばの段位、最後までやり切ろう。矮小な見習いが、いつも、そばで、夢を膨らませて輝いて待っているから。
2024-06-16 17:36:47 +0000