ある冬の日、公式のスノーボード大会に出場しようとしたオーリーであったが、ジャンパーの下が丸出しの状態ではコンプライアンス上問題ありと指摘され、せめて胴体部分だけでも何かしらで被覆するようにと指導を受けてしまった。
だからと言って、慣れないスノーウェアを着たらパフォーマンスにも支障が出る…。
どうしたものかと腕を組んでいた所、スノボ仲間から勧められたのは、なんと「スク水」であった。
「いや、これ女子用じゃんか!恥ずかしくて着れないよ!!」
「でもワガママ言ってたら次の公式大会出れないぞ?」
「ぐぬぬ…」
八方塞がりとなったオーリーは、渋々ながらスク水へと袖を通すのであった。
しかし、いざ着用して滑ってみると、これがどういう訳か中々滑りやすい。
スク水の滑らかな表面が吹きすさぶ風を受け流し、スク水の上から肌を撫でる風の感触が、例えようのない快感を生み出した。
風に撫でられる快楽を更に感じる為に必然的にスピードは上がり、その感覚が絶頂に達した時、彼は未だかつて誰も見たことのない絶技を生み出す事に成功した。
その技は審査員の心(及び股間)を射抜き、雪山の絶対王者としての地位をオーリーに約束したのであった。
「確かにスク水は最高のパフォーマンスを生んでくれる重要なアイテムであることに間違いはない。でも人前で着るのはもうゴメンだね。」
彼は大会終了後、顔を赤らめながらそう答えた。
公式大会中の彼のムスコに何が起きたのかは、本人以外誰も知らない。
めでたしめでたし。
リクエストありがとうございました!
オーリー君は初めて描きましたが、この子最高にそそりますね…ジュルリ
またのご依頼お待ちしております!(烏)ノシ
2024-06-08 16:35:11 +0000