カームとエイゼンは迷宮へと足を踏み入れ、城内の偵察や、戦えぬ者たちの護衛や救助へと回っていた。
すると、どこかから水音が聴こえてきた。聴き慣れた声と共に。
「味方を巻き込んだらどうするのよおぉぉ!!」
「……レインポゥがいるな」
「今回の異界の生物は水に弱そうな奴らばかりだからだろうな。さすが我が妻!!」
水音は徐々に大きくなり、なんとこちらへ向かってきた。問答無用の味方巻き添え技の1つ。それが波乗りである。
「……[ワlイドガード!]」
「おお、助かったぞカーム!」
こういうのに慣れているカームは、すぐに[ワイドガード]を出した。目の前の水流がそれ、脇の通路へと流れていく。
(……ランゴド様……我々はあなたの遺志を継ぐために、守り抜いてみせますから……)
カームは決意をますます固くしながら、エイゼンと共に奥へと進んでいった……。
☆時系列
積積サーフィン!【illust/119128889】→今作品
○カーム&エイゼン、三章の様子です。レインポゥが起こした波乗りをワイlドガードで防ぐカーム。
ランゴド様の遺志を継ぎ、彼らは守るべきものを守り抜こうと生きています。
☆登場人物
カーム&エイゼン【illust/118741078】
レインポゥ【illust/117841577】
※問題等がありましたらメッセージ等でお願いします
2024-06-01 08:07:20 +0000