煮えたぎる霧がお前を焼き尽くし
滴り落ちる夜露がお前を眩ませる
色の無い瞬の豫哭がお前を締め上げる
緋糸のために流す涙が
まだこの写し輪の中にあるのなら
明けぬ夜の虚ろに潜む
己の不甲を呪うといい
お前の右手を燿侯の元へ差し出し
黎浄な白冠の丘で
深遠の源へと
朽ち果てる刻を待て
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名前: イーラ=シャグラン・トラーン
種族: アーウィック
性別: 女性
出身: 惑星ダコラ
フロウム属性: 悠輝象弦《 変換相当 》
BFR: アルミニー 《 ヘドロスタイプ 》
この詩は、白冠の丘の頂上に残された石碑の碑文を現代的ニュアンスに翻訳したものである。
言葉に込められた意味をひとつひとつ考えても理解できることは何もない。
ダイレクトに伝わり得る情景から解釈し、想像するしかないのだ。
彼女はアーウィックの緋遷巫女で、緋糸衆を統括するイーラ様である。
《 エクイナ・アルメン - コルディア歴史調査委員会 》
◇ 朧紅輪 装束バージョン - illust/119155438
2024-05-29 06:28:04 +0000