にこにこ紅梅丸城本丸の鶴丸国永一振り目と審神者の由貴の愛娘、歳子ちゃんの八歳の頃の絵です。
近未来衣装を着ています。
歳子「ちゃんとちゃん付けて! 歳子ちゃんて呼んで!!!!! 歳子は歳子ちゃんなの!?!!!!!」
由貴「うん。歳子ちゃん。かわいい歳子ちゃんにお花をあげよう」
歳子ちゃん「わーい、ガーベラだ〜!!! 百合もある〜!!!! 菊も、…………いいの? (こんなにいっぱいもらって)」
「いいの、いいの。可愛い子は花束で着飾るともっと可愛いからね」
「……えへへ(キモっ)」
「まー写真映えするでしょ」
「そうね。(なんだ、そういうこと)」
「はい、笑って笑って〜。はい、チーズ(パシャッ)」
「はい、チーズってなんでそういうの?」
「うん、決まり文句だからなんでかはお母さんも知らないんだ〜」
「(自分でお母さんて言うんだ…………)」
「はい。みてみて。よく撮れたよ」
「わぁぁぁ、綺麗。きれい! みてみておとうさん。わたしきれい!!!!!!!!」
「おう、よく撮れたな(ニカッ) これで愛子に勝てるぞ」
「もうっ、天皇様のお子様を呼び捨てにしないっ」
「今肌がひりついた」
「……ヒエッ」
「……天皇様贔屓もいい加減にしろ」
「(ひりついた肌を撫でる)なんかやばいなって気がしたんだ」
「言うな言うな、黙ってろ。様付けすればいいんだろ? 愛子様だ」
「うん。それでだいじょうぶそう」
「かーさん平仮名になってる、平仮名になってるぅううううううっ!!」
「この問題はいつか片をつけなきゃと思ってたが、今つけるか……」
「心の問題だからね。もやっただけさ」
「主語を抜くな、主語を。そして笑うな」
「るんるるんるるん」
「うやむやにするな〜うやむやに。いけない手だぞ」
「あはははははは」
「笑うな」
「永遠かあさんのたーんだね」
「歳子ちゃんのターンもあげるよ。そらパスッ」
「ほーい、歳子〜! おかあさん嫌いだ」
「……いつもおとうさんそれだよ。おかあさんきらいになって、すきになって、ずっと、それじゃん。いいかげん学習したら? このおかあさんのマイペース」
「うふふ」
「歳子もこのおかあさんきらい。議論もできない」
「する気ないからね。鶴丸国永は愛子様を呼び捨てにしても許される立場だし、歳子ちゃんも鶴丸国永の子だから許されるかもしれないが、私は臣下だからね、もやるのさ。人の身を得ている鶴丸国永は私の夫で臣下だからね、もやるのさ。言ってもなって感じだろう?」
「そういう議論を」
「したいのよ」
「……やるか?」
「望む」
「ところ」
「先ず俺の生まれは天皇家だ」
「だが分霊である。分霊として本丸で生まれた。庶民である」
「庶民……??」
「名剣だ」
「本丸で創られた」
「本霊は」
「天皇家が所有しているから、うま、本丸で創られる前の記憶は天皇家とともにあると考える」
「それで合ってる」
「おお見それしました。おかあさん頭の回転早い。おとうさんまけてる。おかあさんにまけてるところ、初めて見た」
「おかあさん、ほんとうは頭いいの。おとうさんよりも、頭良い時が有る。おとうさんもそれで負ける。次があれば勝つと思う」
「やるか?」
「望む」
「ところ」
「(カップラーメンをとりだして)らーめんの湯で時間についてどう思う?」
「3分で楽ちん」
「長い、と思う」
「だよなぁ」
「ヌードルストッパー人形眺めて遊んだりラジオ聞いてればすぐ、だと思う」
「持ってないくせに」
「まぁな。髭切膝丸鶴丸山姥切国広あたりのヌードルストッパー欲しいな」
「買えよ!!」
「いつか鶴と髭切は買いたい」
「他はっ!!?」
「余裕があれば」
「加州はっ!!?」
「フィギュア欲しい」
「歳子もおとうさんのフィギアほしい」
「おとうさんが買ってやろう」
「わーい」
「こんなしぶちんじゃなくて、おとうさんがな」
「使うところには使うぞ。ただ、いま金欠でな」
「おまえでも金欠になるのか」
「式神たちに愛を振りまいたら、うん、冗談だが、式神たちにイラストやら何やら買ってあげてたら、お金が吹き飛んで、いま、前田藤四郎に養われている。一時的に」
「前田藤四郎です。一時的に衣食住の面倒を見ています。主君を早く引き取ってください。一ヶ月ごろごろしています、本城で」
「前田〜」
「まえだ〜。としこもごろごろする。ほんじょうの、としこのへやで」
鶴丸国永「としこちゃ〜ん。おとうさんもごろごろしたい。本城の、おとうさんの部屋で」
前田藤四郎「ごろごろすればいいじゃないですか。まえだとうしろうが纏めて養います。おかあさんだけなら安いですが、タイクツで死にそうです。本当にゲームしたり本城の式神や式紙達と遊んだり、書類仕事したり髭切さん膝丸さん達と遊んだりしかしなくて、たまに僕とお話したり、髪をすいてほしいとねだったらすいてくれる程度で……甘えようにも限度があります。ほぼ自分の小遣いの範囲でしか、買い物されませんから連れ出すとねだられる事もありません。本当に、つまらない女です。もっと豪勢にしていいと言うと、本当に豪勢に外食なり何なり、庶民感覚の範囲でされるので、甘えられている感じがして嬉しいですけれども、このままじゃいけません。ダイエットさせませんと……」
由貴「痩せなきゃ……(おなかの肉を見て)」
鶴丸国永「このマイペース、どうにかしないと……」
歳子ちゃん「ムリだとおもう。このまいぺーすさはせいらいのもの! 歳子もまいぺーすだけど、ここまでじゃない」
由貴「それじゃ、ダイエット行ってくる。写真は山姥切長義に言って現像してもらうから、あとで本城の歳子ちゃんの部屋によるね」
「俺にもくれ」
「うんわかった」
「歳子の部屋においといてくれるだけでいいよ」
「うん。じゃあそうしとくよ。じゃあね」
「じゃあねー(て振り)」
「じゃあなー(手を上げてにこりと笑い)」
「(振り返り)前田くん、行くよ」
「はい、主君(主君に付き従って去る)手を握ってもらってよろしいですか? 主君(上目遣い)」
「うん(きゅっと前田くんの手を握り、歩く)」
「…………行ったか」
「行ったね。可愛かった。前田くん(唖然)」
「やつめ、ねこをかぶってやがる。砂糖吐くかと思った。」
「すんごいねこだったね。バリバリのキャリアウーマンなのに……」
「やつめ、……一皮も二皮も剥けやがった。この1,2週間で、だぞ……?」
「すごいよね。とくに面の皮が……あつい。」
「とくに面の皮が、な……俺もあついが」
「おとうさんのつらの皮は、ものごっつあつい、と思う。」
「おとうさんもそう思う。」
「「はぁ〜」」
「おとうさんも疲れた〜」
「歳子も〜」
「いつまで歳子ちゃん、するんだ?」
「お母さんが死ぬまで」
「お母さん、死なないぞ……?」
「歳子もそれで困ってる。お父さんもそれで困ってるでしょ……????」
「神嫁になんて、するんじゃなかった…………」
「みんなのお嫁さん、だもんね。お母さん。特に鶴丸国永と髭切と加州清光の………………」
「みんなに愛されるから凄まじいよなぁ……」
「つまるところ、お父さんに愛されてる」
「俺の本体にもだ。皇居の鶴丸国永の愛情の凄まじいこと、凄まじいこと。お父さんも昨日、ヤラれた。」
2024-05-27 23:48:34 +0000