疲労が噴出した泊客 リアミ

千草知香子

ずっとテンションが高いからか、旅行中は疲れることを忘れてしまったようになってしまう経験、ありますよね?
そうして溜まりに溜まった旅の疲れは、ホテルの部屋に入った途端に一気にどんと来てしまうまでがセットです。
『ちぐ散歩』の趣旨とは少しズレていますが、これも旅の思い出の一つですし、絵師さんに描いていただきました。
※絵師さんのこだわりなのか、どうしても部屋が現代風な内装になってしまいます…気にしないで頂きたいです。

――旅先の高級宿の寝床の上に微動たりせず座っているリアミは今、人生最大の危機に直面しています。
遅咲きの芝桜に間に合ったためついはしゃぎすぎてしまい、気づかないまま、疲労や緊張が溜まっていました。
泊まる部屋に入り、沈み込むような寝床に座った瞬間、タガが外されたそれらが一気に噴出してきたのです。
疲れ切った足は悲鳴を上げるし、体が鉛のように重たいし、一刻も早くお手洗いに行かなければなりません。
こんな時に限って旦那が先に入ってしまい、お腹の赤ちゃんも中からさらに容赦なくポコポコと刺激してきます。
ちょっとでも身じろぎしたら大変な事になるのがわかる彼女は、無闇に力を入れないように耐え続けてました。

※一応オリジナルのはずなので「うちの子」と言いたいのですが、自分で描いていたわけではないので迷ってます。
もし「うちの子」という呼び方を使ってはいけないでしたら、お手数ですが教えてください。ありがとうございます。

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2024-05-20 23:30:55 +0000