昔々、琵琶湖に住む龍神は、夜な夜な大蜈蚣の襲来に悩まされておりました。困った龍神は当時名を馳せていた武将、俵藤太に蜈蚣退治を依頼します。侍はこれを承知して竜神の居る湖底の竜宮に行き、襲ってきた蜈蚣を得意の強弓で仕留めました。龍神はお礼としてこの侍に、古びた黄色い拵えの毛抜型太刀を一振り与えました。俵藤太はこれを蜈蚣切と名付け、戦の折にはこれを携えたと言われています
2024-05-20 19:12:38 +0000