5部を読んだり観たりしはじめました。スティッキー・フィンガーズのジッパーのアニメーションがトリックアートを見ているようでとても素晴らしいなと思って観ています。
ポンペイ戦でパープル・ヘイズが登場したとき、そのデザインにフーゴの短気さと抑圧や葛藤、孤独感といったネガティブな面がすべて表現されていてとても鮮明で強烈な印象を受けました。スタンドは持ち主の強い精神性が反映され、生まれるべくして生まれるようなイメージがありましたが、パープル・ヘイズは「生まれてしまった」かのような自己嫌悪や寂しさがあるように感じられました。頭脳明晰な本体とは真逆の、ある意味子どものように無邪気で正直であり、死を理解できない残酷さを兼ね備えたパープル・ヘイズの性格や行動は、フーゴの心の奥底に封じられた理屈でも片付けられない、無駄にも感じてしまうような苦しみを解放できる存在なのかなとも思いました。
2024-05-09 09:58:37 +0000