2枚目は文字なしです
BLです
悦(左)×熱(右)
悦は殺人衝動を抱えているが、それを、「悪を見抜く正義の眼」と思い込んでいる。自分が殺したいと思ったことは、その人が悪人で、自分がその人を悪人だと見抜いて罰しようとしているだけなのだと思い込んでいる。
人を斬る時の自分の顔がいかに醜く歪んでいるかを知らない。
熱は貴族の生まれの少年だった。
しかしあまりにも女性的な容姿から、兄弟に虐めとして犯される日々だった。
しかし熱は全てがどうでもよかった。
熱はやがて家を抜け出したが、それは、兄弟のつまらなさに飽きたからだった。
家を出ても男娼として身を売る。
美しい自分に堕ちる男達の浅はかさに愉悦を覚えることに快感を感じるような男だった。
しかし、ある日。
所属する男娼店が摘発され、捕まりそうになっていた所を、偶然通りかかった悦に救われる。
悦が狂気に顔を歪めて人を躊躇無く斬るその姿に、熱は一目惚れだった。
なんて面白い男なのだろうと思った。
悦も、熱のその美貌に心奪われていた。
二人は、互いに恋に堕ちた。
2024-05-05 09:59:11 +0000