「旅の方、どうぞこの腕輪を着けてみてください、あなたの剣の腕を上達させてくれる腕輪ですわ」
アリアンナは檻から解放してくれた礼として、箱から腕輪を差し出して熊野に装備するように促す。
アリアンナが熊野に渡した腕輪はラグナーの剣術上達の腕輪という魔法のアイテムで剣を使って戦う限り技術を向上させてアシストしてくれるという。(戦闘時、剣を使って戦う限り攻撃力を決める自分のサイコロの出目に+2)
加えて、金貨7枚が入った袋を手渡しすアリアンナだが、どこか怪しい気配を感じる熊野。(金貨収入:7)
「お礼の品、確かに受け取らせていただきましたわ、私、先を急ぐのでこれで…」
これ以上アリアンナにかまうとヤバいと思った熊野はさっと踵を返して家を出ようとするが…背後から肩に手を置いて熊野を止めるアリアンナ。
「このアリアンナ、戦いもせずにとっておきの品を渡すものですか!」
妖艶な笑みを浮かべるとアリアンナを呪文を唱えだす。
そして、熊野の目の前で傍にあった椅子の形が変わり始め…
「ちょっと!?助けた礼を受け取ったのに戦えとかあなた頭おかしいんじゃなくて!?」
あまりにも訳が分からないよ!な展開に混乱する熊野であった。
2024-05-05 07:23:04 +0000