熊野が鉱山の洞窟に潜入すると、すぐに二手に分かれるT字路に遭遇。左の道を選んだ熊野は進んだ先のドアを開けると、そこは埃ですすけて汚れた四角形の小部屋だった。入口の反対側は岩の扉で塞がれていてその前には粗末な間に合わせのテーブルに大柄なゴブリン着いていた。
「変な匂いがすると思ったらよそ者だな?ここは立ち入り禁止だ!」
ゴブリンは挑むように叫ぶとこん棒を手にして熊野に襲い掛かってきた!
「あら。ゴブリン風情、一捻りにして差し上げますわ!」
そして熊野はゴブリンとの戦闘に突入。
技術点7、体力6のゴブリンだが意外と狂暴でぶんぶんとこん棒を振り回して熊野を近づけさせない!
「く、思ったよりはできますわね!?」
戦闘は2ラウンド目、4ラウンド目でゴブリンのサイコロの出目が爆発して熊野が二回ほどダメージを受けました。(体力点ー4)
思ったよりはてこずってわずかに手傷を負わされたけど、無事ゴブリンを倒した熊野。
「ふう、少してこずりましたわね…」
倒したゴブリンの首にかかった111と刻印されたカギを拾う熊野。役に立つかもとそれ背負い袋にしまい、奥の扉を開いて先を進む熊野だが、真っ暗なうえに途中で落石もあったため急遽Uターンして元の部屋に戻り、通路を最初のT字路に戻るのであった。
このソーサリーのシャムタンティ丘陵(旧邦題:魔法使いの丘)のシャンカー鉱山でのエピソードはみんな大好きゴブリンスレイヤーにもちょっと関わりがあります。実はゴブリンスレイヤーの作者さんもこのゲームブックをプレイされたそうですが、まさに今熊野が倒したこのゴブリンとの戦闘で負けてゲームオーバーしたとのこと。すでにこの時からゴブリンスレイヤーが生まれるきっかけができていたのね…w
2024-04-20 23:01:06 +0000