「大樹おーじさん♪」
「びっくりした。おお陽菜か、驚かさないでくれ」
「えへへ~、偶然だね。ちょっといい格好じゃない、大樹っちはデートなの?」
「そんなわけないだろ。仕事だよ、あと『大樹っち』てのはなんだ」
「あはは。可愛くていいじゃない、さ、いこっ!」
「さ、行こってお前…で、なんで座り込むんだよ」
「…」
「なんだ?」
「アイス食べたい」
「ええと、なんだって? 俺はこれから仕事が…」
「アーイースー! アイス食べたい、冷たくて甘いのー」
「ん~しょうがない奴だなぁ」
「えへへ。ありがと、大樹叔父さん」
『サクラとヒナとアカネとカスミ』
2024-04-13 22:59:52 +0000