ひみつのアッコちゃんロボットハート(その27)

ロボ好き@改造ロボ娘描き専門
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尿意を感じた大将がふと寝室で目をさますとふとんの中で何かもぞもぞと動くものがあるのに気がつきました。
(ドラのやつか?いやテレビでホラー映画を見て怖くなって俺のふとんの中に潜り込んできた少将かもしれんな。あいつは以前おれのふとんに寝小便した前科があるからな。あの時は外に干してあったふとんをアッコに見つかって笑われて俺じゃないと言い訳するのにずいぶん苦労したんだ)
「おはよう。大将。何かあたしのことでも考えてた?」
もぞっと動いたふとんの中から飛び出したものは大将の見覚えのある顔でしたが、ふとんの中から飛び出すことは想像すらしたことがなかった顔でした。そして細い首筋の下の白い胸はもっと予想外でした。
「あ、あっ、アッコ、なんでこんなところにいるんだ?」
「こんなところって…あたしがふとんの中にいちゃおかしい?」
「おかしいよ。大体なんでこんなところで寝てるんだよ」
「へえ。赤塚家では夫婦は同じふとんに寝ちゃいけないのが家訓なの?ちゃんと結婚する前に確認しとくんだったわね」
「け、結婚って…俺たちまだ小学生だろ?」
「そうね。小学16年生ぐらいかしら。たぶん日本の法律では婚姻が禁止されていない年齢のはずよ」
「それに、そのう、なんだ…なんで生まれたまんまの姿なんだ?」
「えっ、あたしが体重3キログラムぐらいに見える?」
「そうじゃないよ。服を着ていないのはなんでかって話だ!」
「服を着ないでやることをやったからよ。大将にも覚えがあるでしょ?そのあと疲れたからそのまま眠っちゃったってわけ…覚えてないの?あんなに激しくあたしを求めた大将が…ごめんなさい。ちょっとひわいな表現だったわね…あんなに激しくあたしを責め立てた大将が…うーん、こっちの方がよりひわいだわね」
「おかしい。確か今日は目が覚めたらアッコと一緒にバレエを見に行く予定だったはずなんだ…まだ小学生の俺とアッコがだ。もちろん結婚なんかしているはずがない。これは夢だ。俺は夢を見ているに違いない」
「そんな風に思うのなら、ちょうど枕元にヤットコがあるから、ほっぺたをぎゅっとつねってみたら?夢ならさめると思うけど…」
「よしっ、やってみる」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「感心だわ。ちゃんと待ち合わせの時間通りね…どうしたの?大将…その恰好は?」
「なんだよ。そんなにおかしいか?」
「おかしくはないけれど、ちょっと変ちくりんじゃない?」
「同じ意味じゃねえか…父ちゃんのとっておきのスーツを無断で拝借してきたんだけれど、どうも丈が合わなくてな…似合わないか?」
「似合う似合わないの二択でいえば似合わないんだけれど、女の子のお洒落に合わせてちゃんとおめかししてこなくちゃっていうその心意気は買うわ…それはそうと、そのほっぺたのでっかいバンソウコウはなに?昨日までなかったんで無茶苦茶気になるんだけれど、怪我でもしたの?」
「いや、これは何でもない…何でもあるけれど、何でもない!」
「あたしにも言えないようなことなの?」
「アッコだから言えないんだ!」
「ふーん、まあいいわ。もうすぐバレエがはじまるわ。早く会場に入りましょう」
「な、アッコ。おれちょっと思ったんだけれど…」
「何よ?」
「目が覚めたら横に自分の好きな女の子が裸で眠っている以上の幸せってこの世にないよな」
「…………大将、ここに来る前になにか悪いものでも食べた?」

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2024-04-13 05:45:33 +0000