あゆこ2023年3月19日HARU31内開催の『ブッチギレ！』プチオンリー『プッチコミ！』さま開催記念のソウスズアンソロジー『現世から隠世まで』さんに寄稿したまんがです
スズラン殿のとある一日、ソウスズ風味といった感じです
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①スズラン殿がナンパしたお姉さんは、長崎の禁教令・追放令の史実を下敷きにしています
歴史に詳しいひとだと「禁教令で村を追われた女性にしては幕末にこの見た目は若すぎるんじゃ？」って引っ掛かってくれるといいなっておもいながら描いてました
冒頭のお姉さんが「帰り道が解らない」のは成仏できていないからです もう何十年も
②お姉さんがスズラン殿に「妹」と紹介した「スズちゃん」は、妹ではなく恋人です
幕府に許されないカトリックを信仰するふたりは、カトリックにも許してもらえない恋をしているという二重苦
そんなわけでタイトルは「だいじなひとに先立たれる」ことを表す古典単語「後（おく）る」と、プレゼントの「贈る」を掛けて、「恋人に先立たれた花（お姉さん）がいたけれど」、「貴方（お姉さん目線の『愛する妹』、スズラン殿目線の『彷徨える不幸な魂』、ソウゲンさん目線の『スズラン殿』）に贈った花簪があったけれども」のどの意味でも通じるようにつけました
原稿提出直前に30秒でこれをひねり出したときわたしのポエマー能力まだまだイケるなっておもった
③ソウゲンさんの台詞
よさこい節の「土佐の高知のはりまや橋で坊さん簪買うを見た」からです
アンソロジー寄稿で練るなそんな設定
この時代に誕生日を祝う風習がないというのは大目に見てください……
2024-04-12 19:29:00 +0000