Hide「だ～いすけ♥」
「わっ！？ おい、ラブ！ 急に抱き着くなよ！」
「え～、だって大輔が居たから。」
「あのな…。俺は抱き枕じゃねーの！」
「いいじゃん！だって大輔にしかしないよ？」
「お前さあ、そういうガサツなとこ直すなり、少しは慎み持てよ…。ま、まあ、…い、一応付き合ってるけど。ほら、人の目とかあんだろう…。」
「付き合ってるなら、なおいいじゃん！！ 幸せゲット出来るし♥」
「いや、だから…そんな軽々しくやるもんじゃねーし、そんな安いもんじゃねえの!」」
「「ええ～いいじゃぁ～ん！！第一値段なんてないよ！プライスレスでしょ？ だって小中校ずーっと一緒であたしは大輔の一番だし、大輔もあたしの一番なんだから問題ないじゃん♥ でしょ？」
「…い、いや嬉しいけど（小声）…胸張って云うなよ、恥ずかしい…。」
「ぶー！最近、大輔私への愛が足りないよ！あたし寂しい！」
「…あのな、俺はいつもお前の事は世界で一番大事に想ってるつーの！」
そのままキャンキャン痴話喧嘩というなのいちゃつきを始める二人。
「ホント、甘酢っぺーよな。あの二人。」
「仲いいよな。」
「いつもラブから抱き着いたり、腕回したり、くっついているし。」
「知念君、絶対避けないしラブが近づくの数十ｍ手前で気づいてる感じだよね。」
「しかも、あの体勢でラブ支えて絶対落とさないし、さり気にフォローしてるよね。」
「桃色夫婦らしいな。」
最早学園名物となった桃園夫妻のやり取りを遠目に観ながら感想を漏らすギャラリー。
そして元大ラブ調査隊の美希や祈里らはそんな二人に目もくれず「平和ね～」と流しと達観の境地で日常を過ごす。
2024-04-07 12:08:33 +0000