ブラック･レコード 設定資料集後ろに飛んでいるのは、オリオン軍の重装甲宇宙戦艦(全長約1000km)と、ハンターキラーガンシップ(サーチライトで索敵しているやつ)と、あとオリオン軍の円盤型宇宙船(兵員輸送用)である
手前にいるのは、エザライシム･ライガー
ライガーもオリオン大戦に参戦した人物の一人
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オリオン大戦の時、エクナクトは、天の川銀河において平和的な解決策の案を提示したが、それに対してデルマグラは軍事的な解決策を主張した
ウルゲランは、デルマグラの考えを支持し、イドーナはエクナクトの考えを支持した
結局、オリオンの高等軍事評議会は、軍事作戦により全ての問題を解決することを決議した
この判断が、オリオン大戦という火に油を注ぐことになったのか、それとも本当に正しい判断だったのかは、今でも意見が割れている
オリオン軍は、すぐさま軍事作戦を本格的に展開した
全ての脅威を排除すべく、オリオン軍の最高戦力を惜しみなく投入した
オリオン軍の主力艦隊(最新鋭の宇宙戦艦から構成される)は、アサクナヤ宙域やヒルカノザ宙域で、敵の主力艦隊を次々と撃破した
惑星ヒシムガヨトに居を構える高等生命体は、この戦争をただ傍観していた
オリオン大戦では、エクナクト派の本拠地である惑星イェゼランにも魔の手が及んだ
惑星イェゼランには、オリオン軍の軍港があるので、狙われたのだろう
激しい攻防戦が繰り広げられ、撃退することに成功したが、惑星イェゼランは、多数の損害を受けた
一時的に惑星イェゼランの軍港は機能不全へと陥り、それに伴いオリオン軍の主力艦隊の能力も一時的に低下した (補給やメンテナンス、新しい軍艦の建造が出来なくなるので)
エザライシム･ライガーもオリオン大戦に軍人として参戦しなければならなくなった
ライガーは、今回の戦争が、天の川銀河の命運を決めると確信していた
生命の守護者(戦士)として戦うのが、エザライシムの宿命であると、それがマトウィラ人の総意であると、それがベルシム神の願いであると、彼は考えていた
彼は、天の川銀河を守るべく、一人の戦士として、勇敢に戦ったのだ
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オリオン大戦により、故郷の母星を破壊され脱出を余儀なくされた宇宙難民が、大量に発生した
彼らは、母船団を率いて、自らを受け入れてくれる惑星を探していたが、そう上手くはいかず、宇宙空間をさ迷っていた
戦争から疎開し、比較的安全な宙域へと逃げる者が多かった
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オリオン大戦の時、地球へと魔の手が及ぶのは、時間の問題であった
その時、グレイの大艦隊が、地球を侵略するべく、太陽系へと迫っていたのだ
しかし、リラやプレアデスの艦隊が、これらを撃退した
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エザライシム･ライガーは、生き別れの弟のことを考えていた
ただ弟に会ってみたい、そう願っていた
同じ風景を見て、同じものを食べて、泣いたり、笑ったり、遊んだり、喧嘩をしたり、そんな日が来ればいいのにと、彼は思っていた
その願いが叶う日は、来るのだろうか
それは誰にも分からない
2024-03-23 09:08:15 +0000