カサゴ目フサカサゴ科 Rhinopias frondosa
インド洋から西部太平洋、国内では伊豆半島,伊豆大島,八丈島,紀伊半島以南のやや深い岩礁域に生息する中型のフサカサゴの仲間。体長は約18cm程。上方向に大きく湾曲する口元と体中に生えた皮弁が特徴で、ボロや雑草をくっつけたような外見をしているため、ボロカサゴと呼ばれている模様。これらの皮弁を使い、底層に生える海藻類に擬態しながら暮らしている。その場からほとんど動かずに過ごすので体中が微細藻類だらけになることも多く、数週間に一度脱皮する。
カサゴの仲間からボロカサゴを描いてみました。本種は黄,赤,茶褐色,灰褐色,紫など体色のバリエーションが豊富だそうですが、脱皮をするたびに色が大きく変化するらしいです。一回の脱皮でガラリと色が変わるなんて凄いですね。本イラストは東京の水族館,マクセルアクアパーク品川で約二年前に展示されていたオレンジがかった茶褐色の個体を元にしております。
2024-03-17 04:36:46 +0000