紺碧の竜、急迫。もはや一切の気配を消してひたひたと忍び寄る必要もない。一足一刀の間合いに触れたその時、右腕がしなった。鞭のように空気を切り裂く音を立てて、宿敵の急所を目掛けてねじ込んでいく。
相対する深紅の竜は身じろぎもせず、紅い瞳で間合いを測る。ひねる、巨体。唸りを上げて繰り出される左の猿臂(えんぴ)、振り下ろし。
星空の下、鈍い衝撃音が鳴り響く。
お疲れ様です。先日、二つの作品が20ブックマークに達しました。ありがとうございます。上手い絵描きさんからすれば大した数字ではないだろうけれど、自分にとっては素養ゼロからのスタートですから、感慨もひとしおです。今回は二つのうちの一つで取り扱ったゼノレックスでもう一枚画像を作ってみました。
(一枚目)
ゼノレックスは前回同様、実寸は「キットの72倍」と見做しています。ご了承下さい。……そう見做したとしても、ゼノレックスはブレイカーより一回り小さいですね。
このゾイドは思いのほか手が長いので、これを生かした動きを描写したいと思いました。そうなると、やっぱり敵の急所を掴んで握り潰すような凶悪な戦い方が似合うのではないかと思います。……そこで角度違いの写真を十枚以上撮ってつなぎ合わせてみました。鞭がしなるように間合いを踏み越えていく雰囲気ができたでしょうか。
ブレイカーの方は迎撃ということで今回は「猿臂(えんぴ)」に挑戦。猿臂、つまり肘打ちですね。何度か試していますが思ったより上手くいかないです。今回は振り下ろして相手の脳天などに叩き込むようなイメージですが如何でしょうか。
あと今回は、ブレイカーの目を若干ですが光らせています。ここだけで三色使ってます(苦笑)。これも自分の苦手分野ですが、眼光を強くし過ぎないよう心がけてみました。
(二枚目、三枚目)
ゼノレックス、ブレイカーの元画像。一枚目の画像を作る際、両者ともGIMPの3D変換という奴で角度をつけています。だからいずれも、若干ですが左右の幅が狭まっています。
ゼノレックスは前回、足の表現が非常に難しくて難儀しました。今回はその経験が活きて、思いのほか苦戦せずに仕上げられました。
なお、twitterでアップした版は尻尾を翻す感じにしていたのですが、見直すと思ったほど上手くいっていないので普通に後方へと伸ばす感じに変更しています。
(※追記)
二枚目、没にした奴をアップしてました。申し訳ありません……。
尻尾を伸ばしている奴をブログの方にアップしておきます。
https://plaza.rakuten.co.jp/masouryu/diary/202403150000/
(四枚目)
トリミング前の画像。今回は背景も自作でした(フリー素材は若干使っています)。
地面は砂埃が風に流されていくような感じを作りたくて苦労しました。
2024-03-15 11:28:59 +0000