【ウソ電】東武鉄道モユニ1430形とその成れの果ていろいろ

木下次郎/JM
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先日化粧直しされた東大宮操車場のクモユニ143-3の塗り替え途中のクリーム1色塗りの姿がどうしても東武のセイジクリームに見えてしまったことから妄想した怪しい電車です。
東武鉄道では、198X年(昭和5X年)にモユニ1490形の置き換え用にモユニ1430形を新造しました。たった数両の荷物車だけのために新規開発するのを躊躇ったのか、ご覧の通りクモユニ143をただセイジクリーム色に塗装しただけのものでしたが、郵便や荷物輸送に数年活躍したらしいです。
郵便や荷物の輸送はその後数年で廃止になってしまいましたが、まだ新しかったことからそのまま廃車なんかにせず、ローカル線区のサービス改善のために旅客車に改造され、1230系(モハ1230形)として新たな活躍を切りました(運行区間はこの怪しい行先でお察しを)。
車内はロングシートが基本ですが、一部車両は当時最新鋭の6050系に準じたセミクロスシートを採用し、塗装も6050系に準じたものとして1250番台を名乗り、新高徳~矢板(特急連絡など)、東上線の長岡口などで活躍しています。
21世紀に入ってからは内外装の更新工事が行われ、8000系に倣って前面外板を交換して前面形状を一新し(どこかで見たことのある前面だが)、ワンマン化改造も行なわれました。
なお、更新車の前面形状がよく似たあの車両は冷房改造されなかったせいもあって数年でお役御免になってしまいましたが、こちらは適当な置き換え車両がないことなどから閑散線区で大変重宝しており、今のところは置き換え予定はないようです。

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2024-03-13 03:10:37 +0000