前回投稿 illust/116752457 からのさらに派生。イオのテラフォーミングが進展し、その活発な火山活動を利用した観光開発も進んだ、という設定ですが、宇宙ロマンを通り越して日本人には何やら見慣れた風景となりました。「地球外天体に意図的に地球の生活文化を持ち込んだ」という点では、既投稿のうち illust/73713256 に通じるものがあるかもしれません。
ただテラフォーミングが進んだと言っても、イオの大気はまだまだ硫酸系のガスを多く含みますので、完全な「露天風呂」というわけにはいかず大きなガラス窓越しの展望浴場という形となります。というか、前回投稿の原稿から空の色を変えたレイヤーを描きなおすのがめんどくさかっただけですが(苦笑)。温泉の色は、天井と浴槽の色を反映したものです。
なお地球―月の関係と同様イオも木星によって潮汐固定されていますので、木星から見ればイオの片面が常に見え、イオからは木星は空のある位置に固定されて見えるという状態で、木星を全く見ることが出来ない半球が存在します。したがって木星の眺めが最大の売りの一つであるイオの観光業界では、温泉の立地をめぐり熾烈な競争があるようです。
2024-03-09 14:18:33 +0000