ユーレカイクノのクラシック夏合宿で起こる『はっちゃけてみようと言われたイクノがミラ子とトプロをつれてリゾート施設に行き、イケイケウマ娘になったミラ子たちが最高級を楽しみまくった挙句入場券しかないことに気づきイクノトレに立て替えてもらう』イベントがおもろかったので描きました
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「これに関しては本当にごめんなさい」
「まったくだよもう」
イクノディクタスらと行ったというリゾート施設。どうやらその場の勢いで豪遊した挙句に、色々あって払えなくなりイクノディクタスのトレーナーを呼んで立て替えてもらったらしい。
仕事外とはいえ担当絡みで他のトレーナーにお金と時間を使わせた事はよろしくない。その後ナリタトップロードのトレーナーと一緒に謝り、飲み代を奢る形で手を打った。
「それで、見てわかるよ。ちゃんと楽しめはしたみたいだね」
「えへへ…まあはい。スパとかマッサージとか。あと色々食べちゃったり…でもいい経験でした」
「いいな、そういう所って興味はあるけどあんまり行く機会ないし、男同士でいくのもちょっとなあ、若者ならまだしも、俺みたいな…」
トレセン学園のトレーナーは仕事熱心で、ウマ娘に関係のないものには興味ない。そんな風説があるが、そんなことない。趣味はあるし、トレーナー同士でどこかに行くこともある。でもそれは慰安旅行の温泉などがほとんどで、こういう場所には無縁だ。特に先日ヒシミラクルが行ったところはかなりラグジュアリー、周りもそれなりだったようで、そんな場所に独身の男が一人でいくのも寂しくなるだけだろう。
口には出したけど、行くのも恥ずかしいな。そんな事を考えながらもう一度ヒシミラクルの方を見ると、その目はキラキラと。
「ふっふっふ、そんなトレーナーさんにいいことを教えよう」
「え？」
「私と行くんですよ！」
「はあ？いや俺も一瞬思ったけど、けどなあ」
「男女ならリゾートとか、雰囲気会うんじゃないですか？周りもそういう人ばっかでしたし、ほらトレーナーさん若いですから、私と一緒なら周りに馴染めますよ！もしかして、カレカノみたいに思われちゃったり～…
「こら！やめなさい」
確かに一瞬、一瞬、考えてしまったが、やはりだめだ。もう彼女は有名人。変な噂でも立ってしまったら大変なことだ。すこーしだけある興味を抑えて、今日はヒシミラクルを帰らせた。ドアを閉める直前彼女は何かいっていたが、聞き取れなかった
「……もったいなかったかな」
～～～～～～～～～～
「ばか」
聞こえないように呟いてドアを閉める。もう、もう！何でもないような雰囲気だして、かなーり勇気だして強引にカレカノとか、それっぽい事言って意識してほしかったのに、「こら」はないじゃないフツー！！
心の中でぶつくさいいながら部屋に帰り、ベッドにダイブする。気持ちをぶつけるように足をバタバタして全部を彼のせいにする。
トップロードちゃんやイクノちゃんと行ったあの日は、本当に楽しかった。結果的に迷惑をかけてしまったけど、まさに青春って感じで。
ただ、脳の片隅で、「トレーナーさんと行ってみたいな」、とも考えていた。
あの場所で、トレーナーさんがどう過ごすのか見てみたい。美味しそうに食べてたり、くつろいでたり、その一挙手一投足を、卒業を控えた脳に焼き付けたい。
でも、断られてしまった。これは今日は立ち直れないだろう。相当いたわってもらわないとこのどんよりした気持ちは収まりそうにない。
そんなことをヤケクソ気味に伝えるためにスマホを開くと、LANEにはトレーナーさんからの通知が。
『ごめん、やっぱ行ってみたい。行ける日時を教えて？』
ああ、やっぱり………なんだなあ。
ニヤけが止まらない。多分あっちはなんとも思ってないだろうけど、こんなに喜んでしまって、本当に踊らされてるな。
そう思った後の行動は早かった。何しろあの大豪遊のおかげで大体のスポットは体験したから、何が彼にとって楽しいだろうか、何となくわかる。今までとは段違いに頭が動く。その中で、まだ私が知らないことをLANEに。なんともないように、さりげなく。
『行きましょ～！✋それでなんですけどトレーナーさんってそういや話変わるんですけど金鯱賞の本命はヤマニンサルバムです
金鯱賞は逃げ馬が勝ちやすいレース。やはりヤマニンサルバムは外せませんね。同じく逃げるだろうエアサージュも気になってます
ドゥレッツァが本当に何するのかわからないんで怖いですね、ただ59kgの斤量とルメール騎手の中京の実績がわからないので悩み中です
個人的にはヤマニンサルバムとエアサージュが逃げて最後の直線で徐々にヤマニンが前に代わり、プログノーシスがすごい脚で迫って迫って届かず2着、3番手に粘ったエアサージュとドゥレッツァ、みたいな展開を期待してます
３連単7-4-11で夢を見よう
あと今回ミラ子の描き方少し変えてるせいで今までと頭身変わってます。これからも頑張ります
2024-03-09 10:56:28 +0000