宇宙ギャオス

ウ一ノ月
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太陽系のどこかに存在し、地球からは観測できない軌道を周回する惑星「テラ」に生息する怪獣の1種。
テラは環境が地球とよく似通っており、コンピューターによる気候調節を行うことで文明を繁栄させたが、ある時から気候調節の機能が正常でなくなってしまい、その結果怪獣が跋扈する星となってしまった。
テラに最も多い被害をもたらしているのが、姿や習性が地球の怪獣・ギャオスに酷似した通称「宇宙ギャオス」と呼ばれる飛行怪獣である。
この宇宙ギャオスは、元々テラに生息していた・またはテラの周囲に生息していた生物が、地球のギャオスと同様の生態的地位につき、それと類似した形質を獲得(所謂収斂進化)したものと推測される。
地球のギャオスと異なる点は、3方向に展開する口、頭部後方に伸びる角(ギャオスの場合は耳)、4つある眼、腕とは別の翼、足に形成された飛膜、魚類を想起させる尾である。
手足の鉤爪と、口から発射する熱線を武器にテラの新たなる支配者として空を悠々と飛び、瞬く間に支配権を拡大した彼らだが、テラ人最後の生き残りが使役する怪獣・ギロンは唯一の天敵となっている。
なお、「宇宙ギャオス」という名称自体便宜上のものだが、テラにおいてこの怪獣がどのように呼称されているかは不明。

ガメラを題材にした私の小説「玄武玄造と大悪獣ギロン」(novel/18991508)に登場する宇宙ギャオスの姿をイラスト化しました。
翼の形状は、胴体のものがコエルロサウラヴス、足のものがシャロヴィプテリクスというどちらも滑空できる爬虫類をモデルにしています。
また全体的なイメージは、映画「アバター」のトゥルークやイクラン、「ピッチブラック」のバイオラプター(ゾイドの方じゃないよ)などを参考にしております。
イラストの左側、全体像の横に描いてあるのは、上から順に鼻・眼球・上から見た頭部・口の開き方と口腔内の様子・横顔です。

#kaiju#ギャオス#宇宙ギャオス#gamera

2024-03-08 12:52:49 +0000