航空宇宙軍が運用するステルス航行能力を持つ駆逐艦。
隠密性の追求により、旋回砲塔型の武装を一切持たず、格納庫も装備されていない。
そのため地上部隊の展開の際は船体下部後方のランプから直接乗降する設計となっている。
主な任務は隠密偵察、破壊工作、捜索救難などで、直接の戦闘を行うものではないが
武装自体はかなり強力なものが装備されている。
船体後部側面に取り付けられたパネルは大型の次元ラジエーターであり、熱を別次元に強制排出することで
外部に赤外線放射を漏らすことなくシステムの温度を低く保つことができる。
本艦の特徴としてはほかにも船体表面に取り付けられた4基のシールドエミッターがあり
これによって駆逐艦でありながら軽巡洋艦並みのシールドを展開することができる。
装甲に関しても強力で、遠隔地での単独行動を十分にこなせる性能を実現している。
各種武装は軸線砲と対空誘導レーザーを除いて格納が可能。
そして最も重要な機能として、亜空間航跡抑制装置という亜空間に投影される通常空間上存在の
「影」を限界まで薄める装置がある。これは従来の亜空間隠蔽技術である亜空間攪乱装置とは異なり
亜空間センサー上に映るイメージそのものを限りなく透明に近い状態にするというもので
攪乱によって「詳細は掴めないもののそこに何かがある」ということを悟られる危険性が発生せず
通常空間上においても幅広い波長の電磁波、光波による探知を回避することができる。
船体後部のラジエーターはこのステルス機構の冷却のために特別に装備されたもので
トリニティの他の艦船には見られないものである。
【性能・仕様】
[寸法]
全幅: 177m
全長: 800m
全高: 107m
[武装]
- 80GW 対空誘導レーザー砲 20門
- 32TW 対艦誘導レーザー砲 48門
- 2.5m 10連装多目的ミサイルランチャー 48基
- 6m 艦首同軸亜空間加速砲 1門
[防御システム・装甲]
- 装甲材: クラス1 縮退物質装甲
- - 平均装甲厚: 1.65m
- - 最大装甲厚: 2.4m
- - 最小装甲厚: 0.8m
- - - 次元投影装甲: 最大装甲厚16m / 4レイヤー
- ハードライトシールド発生機 4基
- 構造強化フィールド発生器 2基
- 物理偏向フィールド発生器 4基
[推進装置]
- XG257 グラビトンスラスター 1基
- インパルス・リダイレクター 8基
- インパルス・リダイレクター推進オフセットモジュール 32基
- 短距離用トランスロケーター 1基
- FTL航行用補助キャパシター 2基
[電子装備]
- 防空ECMシステム 2基
- 特殊作戦用電子戦システム 2基
- 特殊作戦用戦闘コンピューター 1基
- 有機体ー機械間インターフェース 1基
※コメント※
初のステルス艦です。
旋回砲塔型の武装が一切なく、すべて固定式というのが特徴です。
レーザー砲はかつてのフリゲートや戦列艦のごとく船体側面に並べられていますが、誘導レーザー砲なので
武装の設置位置に関係なくあらゆる方向の目標を攻撃できます。
エネルギー武装の割合が非常に高いため発熱量が多く、船体後部の大型ラジエーターパネル以外にも
補助用の小型ラジエーターが複数搭載されています。
レーザーの誘導(重力による空間歪曲)を行うのにも大きな電力が必要で
同クラスの艦船の中ではトップクラスに強力な動力炉を搭載しています。
2024-02-26 11:13:53 +0000