「誰が呼んだか、必殺仕事猫。
晴らせぬ恨みを晴らし、仇花一輪、咲かせて進ぜましょう。」
江戸時代、とある庄屋で飼われていた黒猫、おみつ。
汚職役人と結託した仲間の承認の裏切りで、店を潰され、長屋に身を寄せた飼い主たち。
わずかな手持ちを己の餌に変えて微笑みかける主人の涙を見て、おみつは仕事人ならぬ仕事猫となり、主同様、悪人に泣かされた人々の恨みを晴らすため、流しの三味線娘、みつとして江戸市中に潜み、夜の闇の中、悪人たちへ、三味線の音色と共に裁きの刃を突きつけて回るのであった。
一次創作小説より、過去のキャラをイラスト化してみました。
2024-02-22 14:43:37 +0000