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安藤 サクラ(あんどう さくら、1986年2月18日 - )は、日本の女優。
本名は柄本 さくら(えもと さくら)。東京都出身。
鈍牛倶楽部を経てユマニテ所属。夫は俳優の柄本佑。
来歴
父奥田瑛二、母安藤和津の間に次女として誕生。姉は安藤桃子。母方の曾祖父は犬養毅。
5歳の時に父の舞台を見て女優になろうと決意するが、芸能一家という周りの声が気になり
小学2年生のときにその夢を一旦封印。学生時代にアルバイトなどの経験を積んだ後に
高校生の時に女優の道へ進む。学習院女子大学国際文化交流学部卒業。
2007年に父・奥田瑛二が監督を務める映画『風の外側』にクランクイン直前に降板した
主演女優の代役として出演しデビュー。映画デビューとなった同作品には両親が
出演しているほか、姉・桃子も助監督として参加している。
2009年、園子温が監督を務めた映画『愛のむきだし』で、カルト教団の勧誘員・コイケを演じ、
ひと際強い存在感を発揮する。
2011年、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を始め、立て続けに注目作に出演し、
第84回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞。
2013年1月、映画『かぞくのくに』の演技が高く評価され、
第86回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞。また同賞で助演女優賞を受賞。
主演女優賞、助演女優賞のダブル受賞はキネマ旬報ベスト・テン開始以来初めての快挙。
2014年、姉が監督を務めた映画『0.5ミリ』と、オーディションの募集記事を見て応募した
『百円の恋』で主演を務め、2年連続でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞をするなど
その年多くの主演女優賞を受賞。
翌年度第39回日本アカデミー賞では『百円の恋』で最優秀主演女優賞を受賞した。
キネマ旬報が企画したオールタイム・ベスト 映画遺産 日本映画男優・女優100
(映画雑誌『キネマ旬報』創刊95周年記念)の女優ランキング第8位に選出された。
2016年4月スタートの『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)で連続ドラマ初ヒロイン。
2017年3月3日に行われた第40回日本アカデミー賞にて西田敏行とともに司会を務める。
2017年に第1子を出産し育児への専念を予定していたが、何度もオーディションに挑戦し
落選していた憧れのNHK連続テレビ小説のヒロインのオファーが届き、
夫や両親、義父母の叱咤激励や、NHK側からの育児に協力するとの約束を受け、
育児と撮影を両立することを決意。実に1ヶ月も悩んだ末にオファーを受諾し、
2018年10月1日より放送の『まんぷく』のヒロイン・立花福子を演じることとなった
(ヒロインとしては初めてだが、連続テレビ小説そのものに関しては既に2011年の『おひさま』で
初出演している)。1月のヒロイン発表では連続テレビ小説史上初の「ママさんヒロイン」と
紹介された(安藤と同様にヒロイン決定時に既婚者だった女優には過去に南田洋子や
シャーロット・ケイト・フォックスなどがいる。更に子持ちであった女優は後に
『カムカムエヴリバディ』でヒロインを務めた川栄李奈も該当する)。
NHKの働き方改革も背景にNHK大阪放送局内にキッズスペースが開設されるなどの
サポートが提供され、ほぼ毎日子供をNHKに連れての撮影に臨む。
2018年、リリー・フランキーとW主演した映画『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭にて
コンペティション部門で最高賞のパルムドールを受賞し、女優としても高い評価を得た。
国内では数々の主演女優賞を受賞し、第92回キネマ旬報ベスト・テンと
第73回毎日映画コンクールではその年、別の映画に主演した夫の柄本とともに夫婦で主演賞に輝いた。
2019年、『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)に10月27日から出演し、
大河ドラマ初出演となった。
2024-02-19 12:53:32 +0000