FFν第105話「逢えない気がする」より、ティンバーの港でのバッツとティナの会話。
題名や内容の元ネタは、ニューさんも後書きで書かれていた通り、ガンダムXの「もう逢えない気がして」です。
あらためて思ったのは、ガンダムXのパロディという意味で、この第105話って貴重な話なのでは、という点。
ガンダムXって他のガンダムと比べて、作品自体がパロディ等で擦られない傾向にあると思っております(月は出ているか、くらい?)。一方、FFνの連載開始は1999年で、TVシリーズとして∀が最新、ガンダムXがその一つ前の作品という時代で、ガンダムXもまだ新しかった時代に書かれたものですから、「ガンダムXの展開を元に、別のゲームの二次創作で1話分話をつくるぞ!」という、今の時代だとなかなか目にすることのない形のアウトプットが出てきたのでは、と感じております。
結果、今の時代になっても、他と被ることのない独自性を持った、パロディ元のある貴重な1話になっているように感じています。
◆ティナ
ティナの悪い予感から、FF6でのティナの幻獣の力の覚醒を想起させる……という点でも、この話の展開は読んでいてワクワクを感じていました。
ティナの覚醒の予兆を示してくれていたので、その後のFFν連載開始時の最初の関門、ヴェルヌ(FF2皇帝)襲来のイベントをどう処理するか、も乗り越えられたと思っています。
物語を考えるうえで、敵側勢力との戦力差を埋め続けてくれた、という点でも、ティナの貢献度はかなり高いです。
2024-02-17 23:37:46 +0000