2/3
3/3
れぎん石川桜一郎さんのpixiv小説「ルドラの秘宝」リザ編が佳境に入っていて、それを読んでいたらリザの怒る姿を描きたくなりました。
ルドラの秘宝（ゲーム）リザの章8日目
ソドムの廃城でエルティナを倒したリザは、珍しく「この星は、生きるもの全てのものなのに。バカな考えさえ起こさなければ…」と非難を口にします。そのシーンだと思ってください。でも私のリザは、本当は少し違うことを怒っています。
リザ編は、自分しか見えないものたちが引き起こした環境破壊が繰り返し描かれます。我欲の為に恐ろしく無慈悲な行いに手を染めるエネミーには、身震いします。
しかし、形は違えど、私たちもまた地球環境を取り返しのつかないレベルまで破壊してしまっている。
生きる為に森を消失させ、他の生き物を乱獲し、生活圏を奪って滅ぼし、大気や水まで汚染した。さらに温暖化の進む今になっても、車に乗りクーラーを使わねば生きられない。
生きること自体が環境破壊に繋がってしまう人間の存在そのもの。私のリザは、それを怒っています。
けれどもリザは希望を失っていない。まだ間に合う。5種族全てが全智を尽くして考え、皆で力を合わせれば解決策は生み出せる。リザはそう信じ、そうする為に行動する。救世主という力を使い、幾多の人々を語らい、つなぎ合わせて行けば…
ずいぶん大きな話になってしまいました。
私の中でリザは、可憐な少女の外見をしながら、とびきりの頭脳と行動力と強い意思を持つ鉄の女なのです。男性ファンがつきませんね。^^;
絵の話
背景のグラデーションの灰色をぬりながら、ペンタブなら一瞬なのに…と恨めしくなります。マリーナが全然似てくれません。唇も青くしなければ良かったです。リザの手が変。うまくなりたい。
そういえば、2年前にリザにさわれないガーライルを描きましたが、今回は触っています。一歩前進。笑
ルドラーの皆さんに見ていただけたら幸いです。
画用紙にドローイングペン、油性ボールペン、透明水彩、スマホで撮影。オールアナログ。
2024-02-03 14:03:05 +0000