バードマンからきれいな服で出かけないように言われたスミレは、ほぼすっぴんで、目立たない色の簡単なシャツとパンツ姿で出かけた。
カフェのカウンター奥にいた男は、チラッと何席か隔てた隣にいるスミレを見た。
(あ…さっきの美人…)
簡単な服装で化粧もしてないのに際立った美人に見惚れていると、目が合った男は言った。
「あ、ごめんなさい。うるさかったですよね」
「いえ…面白かったです。さっきはありがとうございました。色んな方から頼られてるんですね」
24. 星野スミレ、ゼータ星へ
novel/21419981
2024-01-25 07:23:46 +0000