風魔の竜となれ―――
竜の力と
風魔の智と
人の心を持って
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やさしい人が
泣かずにすむように
争うことなく
傷つけられる人を
守れるように
強くなろう―――
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自己満足長編大河「我が名は竜魔」の前日譚の下描き。自分史上最年少の赤ちゃん竜魔。
捏造妄想禁断の自己設定では、竜魔は父親の判らない子で、そういう出自の子は里には少なくありません。
女忍の最後は常に過酷で凄絶なもので、たとえ命が助かったとしても、誰とも判らない子を身籠り、自ら命を絶つことが多かった時代。かつて、それを深刻に憂慮した里の重鎮たちが新たに提唱したのが、「風魔の女性が生んだ子は全て風魔の子として教え育んでゆく」という厳然たる掟。
竜魔の母・雪衣(ゆきえ)は風魔の武術師範・氷牙(ひょうが)の娘で、妹・露葉(つゆは・後の霧風の母)共々、その美しさから二輪の名花と謳われていました。当時の風魔総帥家から強硬に妻に望まれ、嫁ぐことになった当日の道中武装した野盗の集団に襲われ、付き添う行列は全滅し、本人は花嫁衣装のまま拉っし去られ、後に生きて救い出されて総帥家の屋敷預かりとなってほどなく、身籠っていることが判明。
「竜魔」の名は祖父が命名。風魔の子としてなんら区別されることはありませんでしたが、幼いころから少しずつ特別な力を見せ始め、それを称賛するものと、忌避するものに分かれたのです。
けして母系というわけではないのですが、血の繋がりが明白なためか、どうしても先に母子の設定ができてしまいます。
小太郎・小次郎の母は紅野(くれの)、項羽・小龍の母は緋鶴(ひづる)、麗羅の母は藍羅(あいら)、
小太郎の妻で小桃の母は果林(かりん)等々。
安直なのはどうぞどうぞご笑覧ください。
2024-01-15 14:16:24 +0000