この作品のショート漫画です→novel/series/11217428
シリアスな場では高度な情報戦ができる月守さん
ですが、常に平和で穏やかな日常に恋焦がれてるため、仲間内のお遊びだと成果に興味を示しません
顔と身振り手振りに全ての感情が出ます
対して、ハイカラインテリヤンキーな新城誠は稀代の天才です
何においても真面目に取り組む面白さを知る人間なので、何事にも驚異的なやる気を見せます
ですが、月守の手を抜く、リラックスする性格が彼には理解出来ないのです
また、月守の矜恃についても「気持ち悪い」と忌避感を持っていますが、彼女が持っている潜在的な能力の高さを知っていて、それを評価しています
そのため、嫌っているけど避けない、害を及ぼさないという絶妙な距離感を作ってくれています
月守はそんなの関係なく、害を及ぼさず付き合ってくれる誠を友人として好いています
実益主義の誠はそれが利益になるとドライに考えていますが
そういった非天才が持つ好き嫌いが誠には無い、精神的に豊かな人物というものに、憧れや嫉妬のようなものを感じてもいます
好き嫌いでは語れない、誠から月守への複雑な感情は天鬼の好きポイントです
新城誠という、現実には居なさそうな大天才が、人並みな幸せを羨むという人間らしい所が好き
こんなに違う人間でも、悪くない関係を築けるのかもしれない
2024-01-11 01:45:18 +0000