Xにできる限り毎日で投稿している「楽描き(Fountain pen drawing)」の6枚です。
全て最初から万年筆で下書きせずに描いています。そのため、形の狂いなどを全体の雰囲気で強引にまとめているところがあります。緊張感を持って一筆一筆を描くための練習ですが、そこが醍醐味でありご愛嬌です。
1枚目「指文字の契約」:アルビレオ紙に描いています。使ったインクは藍濃道具屋の喬治喀爾(チャオチンカー)、ファーバーカステルのディープシーグリーンです。濃淡付けはコピックとW&Nの固形水彩で行っています。楽描きの128枚目です。二人入れるとやっぱり手間が掛かりました。文化圏の違う二人という設定です。
2枚目「意地悪な天使」:vif Art紙に描きました。インクはファーバーカステルのストーングレーとゆらめくインクの凍空、四季織の霧雨を使いました。濃淡付けはコピックで行っています。楽描きの127枚目です。天使の絵が好きで何枚も描いていますが、今までとは違う翼のパターンが出来たかもしれません。
3枚目「今夜も夢で逢いましょう」:ノーブルレポート紙に描きました。この紙はインクで筆記するための紙で絵を描くための紙ではありません。ですがインクの発色は鮮やかです。インクはKWZのグレープラム、アッカーマンの紫、京の音の桜鼠を使いました。濃淡付けはコピックとW&Nの固形水彩でしています。楽描きの125枚目です。形の狂いの修正に苦戦しました。結局、最後まで足を組んで座っているのが上手く描けませんでした。構図が狭かったせいで無理に画面に足まで入れようとしたのが原因です。
4枚目「北国からの貢物の猫なのよ」:アルビレオ紙に描きました。インクは四季織の仲秋とゆらめくインクの宵を使っています。濃淡付けはコピックとW&Nの固形水彩で行いました。楽描きの126枚目です。うーん、またしても構図が上手くなかったです。画面の下が切れちゃって安定感がないですね。猫ちゃんは怖い顔で妖怪風です。
5枚目:「海の聲を聞く巫女」:アルビレオ紙に描いています。最近、アルビレオ水彩紙が多いのは、50枚入りのパックを買ってしまったからです。インクは藍濃道具屋の鯰魚精、アッカーマンの紫、今日の音の桜鼠を使いました。濃淡付けはコピックでしています。楽描きの129枚目です。私は紫が好きで、紫系のインクが溜まる一方です。絵としては前に描いた絵と似てしまったなあ、と思います。口元のほくろはインクが飛んじゃったのでそのままほくろということにしました。
6枚目「ちょっと待ちくたびれたわよ」:ニーモシネ紙に描きました。インクはファーバーカステルのストーングレーを使いました。字幅Mの万年筆で描いたので、線画太くて持ったりした印象です。濃淡付けにはコピックとW&Nの固形水彩を使いました。楽描きの124枚目です。やや下膨れ顔のアジア系お嬢さんの顔です。グレー系の万年筆用インク(染料インクですが)は滲みにくいです。
2023-12-14 13:48:40 +0000