とある山奥…リーファは怪獣と戦闘を行なっていた…
リーファ「カームフレグランス!」
リーファが咲かせた花から発せられた香りは興奮状態の怪獣を鎮静化させた。
リーファ「もう人里にきちゃダメよ〜!」
鎮静化した怪獣は人里から離れ、去っていった。
リーファ「ふぅ…これで一件落着ね。」
怪獣との戦闘を終え、彼女がホッと一息をついたその瞬間、豊満な胸に何処からともなく飛来したダーツの様な針付きの弾丸が突き刺さる。
リーファ「痛っ…!誰っ⁉︎」
毒針の類だと、とっさに判断したリーファは胸に突き刺さったそれを引き抜き、周囲の気配探るが、下手人は既にその場を去ってしまったようだ。
まんまとしてやられたが、これ以上この場で打てる手はなく、まだカラータイマーは青とはいえ3分間というタイムリミットが着実に迫っている以上、リーファは変身を解く他なかった。
リーファ(人間態)「一体、誰の仕業かしら…?身体は…今のところ何とも無いけど、早く帰って精密検査をした方が良さそうね。」
ひとまず異常無しと判断したリーファは帰路に着く…
ピコン…ピコン…ピコン…
リーファ「そんな⁉︎なんで人間態なのにカラータイマーがっ⁉︎」
胸で点滅する宝珠を見て青ざめるリーファ。それもそのはず人間態の彼女にはあってはならない物だからだ。
リーファ「くっ…エネルギーがっ…。まさか…さっきのは人間態化を不完全にする薬なの…?」
エネルギーの消耗が激しい地球上においてウルトラウーマンは非戦闘時には人間態となり、エネルギーの消費を抑えるのが通常だが、リーファが打たれた毒薬はその前提を破壊した。
ピコ!ピコ!ピコ!
リーファ「ダメっ!エネルギーの消耗が抑えられない!このままじゃ…!」
今のリーファは人間態でありながら、エネルギーの消耗を抑えられない最悪な状態にあった。このままでは、完全にエネルギーが尽きてしまうまで時間が無い。早鐘のように鳴るカラータイマーの音色が彼女の不安を駆り立てる…
果たしてリーファの運命は如何に…?
2023-12-03 17:46:37 +0000