redman丁度、女戦士がパーティからはぐれて雪山で彷徨っていた頃
その頃、山小屋では魔法使いの少女がくしゃみをしながら、寒さに震えていた。
「くしゅん」
魔法使いの少女は、鼻をすすりながら、つぶやく。
「ここも寒いですね」
彼女は、魔法衣をはおりながら、自分の身体を抱きしめるようにして震える。
「まるで真冬みたい」
彼女は、そうつぶやきながら、周りを見渡す。辺りは雪景色だ。凍えるような寒さが辺りを支配していた。だから、彼女は震えながら言ったのだ。
「まさかとは思ったけど、戦士ちゃんが行方不明になるなんてね」
魔法使いの少女は、不安そうな表情を浮かべる。
「戦士ちゃん、どこいったんだろ」
勇者が彼女の肩に手を置きながら、言った。
「心配するな、戦士は強い。きっと無事さ」
魔法使いの少女は、勇者の言葉にうなずく。
「そうですよね」
彼女は、勇者に寄り添いながらつぶやく。
「ところで、戦士ちゃんは、防寒具とか持ってなかったんですか？」
勇者は、彼女の問いに対して、腕を組みながら答える。
「どうだろうな。あいつは、そういう所は無頓着だからな」
魔法使いの少女は、心配そうにつぶやく。
「戦士ちゃん、無事だといいな……」
だが、勇者はにやりと笑いながら言った。
「まあ、戦士の事だ。それにもう賢者が先に探しに出ているからすぐに見つかるだろう」
魔法使いの少女は、勇者の言葉にほっと胸をなで下ろす。
「賢者ちゃんならフバーハもルーラも使えるので安心ですけどね」
「そうだな、俺たちも探しに出よう。そして、戦士を見つけたら、すぐに出発するぞ」
勇者は、そう言って仲間達に命令する。そして、彼らも戦士の捜索を始めた。
2023-11-16 01:09:30 +0000